オードリー・ヘプバーンは映画史に残る美女だが、ただ容姿が美しいというだけの女性は大勢いる。だが、彼女には『ティファニーで朝食を』など、いくつも名作を持っていて、それは彼女が容姿だけに頼っていないことを意味する。
『女性の美しさは、身にまとう服にあるのではなく、その容姿でもなく、髪を梳くしぐさにあるのでもありません。』
それは、この彼女の言葉からもうかがうことができる。『ティファニー』の時には物事を深く考えない若い女性を演じ、この映画では長い間品性を学んで、それが人生に染み付いた見事な王女を演じた。この作品から儚い切なさと尊さを覚えることができるのは、彼女のような俳優陣が一流だからだ。
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