ここでは名作だと運営者が感じる映画を年代ごとでランキングし、掲載しています。
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胸に蝶の刺青をしていることで「パピヨン(フランス語で蝶)」と呼ばれたアンリ・シャリエールという男が、1931年に無実を叫びながら終身刑となる。フランス語というくらいだからフランス人なのだが、この映画はスティーブマックイーンとダスティンホフマンが演じる英語映画である。
多くの人は、3時間あるこの映画の冒頭の1時間のシーンが、本当に必要なのかどうか、首をかしげるだろう。だが、黙って1時間見続けるのだ。すると、次第に悟ることになる。その最初の1時間の一見してどこか、当たり障りない軽薄な光景が、この映画に込められたメッセージを語るために決して欠かせない描写だということが。
このタクシードライバーには狂気しかない。何をしでかすかがわからないから、観ている側は常にハラハラしてしまうことになる。彼は単なるサイコパスか、それとも、何か目的があるのか。
狂気と言えばこれ。宣伝コピーを、『レイプとウルトラ暴力とベートーベンがオレの生きがい。』というセンセーショナルなものに作り上げたスタンリー・キューブリックに対し、当然批判の声は上がった。
このメロディは、暴走族がクラクションを改造してよく鳴らしたものである。アメリカにギャング、日本にヤクザがいるなら、イタリアにはマフィアがいる。もうイタリアでマフィアといったら彼ら意外想像できない。それくらいこの世界に影響を与えた、アウトロー映画の金字塔である。
スター・ウォーズは観ていなかったが、新たに新章が始まるとなって、全作品を観た。以来、この作品のファンだ。これからはこの作品の新作が出ることを、待つ楽しみを味わえる。『フォースの覚醒』で4Dで映画を観たとき、隣の席の男性が嬉しそうに、『この4Dでスターウォーズを観たかったんだよね!』と話しているのが聞こえた。4Dで観ればより一層臨場感が強まり、スターウォーズの世界に入り込めた。
何かと伝説的作品として挙げられることが多いこの作品。だが、この映画を考えるのに必要なのは『アメリカン・ニューシネマ』という『流れ』である。要は、この作品単体で考えると衝撃的な作品かもしれないが、実はこの時代、ニューシネマの流れによって、『アンハッピーエンド』というのは『常識』だった。
同名ミュージカル『グリース』を原作とした1978年の学園ミュージカル映画で。ジョン・トラボルタは『サタデーナイトフィーバー』といいこれといい、中年になってからの重鎮ぶりとは違い、完全に若者代表のキレのある動きと声色を魅せている。
脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所から脱獄したフランク・モリスの実話を基に制作された。この刑務所があるアルカトラズ島は、昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、監獄島とも呼ばれていた。だから今はもう違う。これは昔の話だ。
実在の毒舌漫談家レニー・ブルースの生涯をダスティンホフマンが演じる。実は、白黒であり70年代のこの映画に、何の魅力があるのか最初は分かっていなかった。
1970年代に上映された映画を読み順で一覧にしています。