Police line with body outline
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まずは自転車泥棒。
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犯罪に大小はありませんが、自転車泥棒レベルの話もあります。大したことないように見えても、彼は本気で悩みますからね。時代なども関係しているでしょう。戦後で言えば、例えば廃品回収などは無許可でできました。しかしその後、無責任な業者によって不法投棄されたりして問題化し、法人関係は『産業廃棄物』に、一般家庭から出るごみを『一般廃棄物』として分け、許可制になっていきました。
空き巣系の映画をピックアップ。
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パリス・ヒルトン等のハリウッドに住むセレブの豪邸に忍び込み、そこにある数々の高級品を奪い去っていくという、アメリカで実際に起きた空き巣・強盗事件をモデルにしている。
屋敷に侵入してきた強盗たちと緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に立てこもった母娘を描くサスペンス映画。本来、人を助ける設備として用意されたその部屋が、場合によっては人を追い詰めることになるという点に焦点を当てた作品。しかも主人公は閉所恐怖症である。
2023年現在、日本では空き巣問題は笑えない話になっていますね。空き巣だけじゃなく、堂々と家に入り込んで強盗をする特殊詐欺事件の『次の犯罪』になりつつあります。詐欺事件もあれだけの被害があり、あれだけ大々的に取り締まりを行っておきながらも全く被害額は変わらないどころか、むしろ増えている現状さえありました。日本にはもうかつてのように銀山、金山等を筆頭とした潤沢な資源はありませんが、『都市鉱山』と言って、家電等に含まれる資源があります。同じように、彼ら犯罪組織が目をつけているのはそれぞれが貯金して『埋没』している貯金を『掘り起こしている』つもりでいるのでしょう。警察は自分たちが何をすればいいか、よく理解するべきです。『ある警察官』に対しての文句ではなく、『警察』という存在に対する話です。
車泥棒系の映画をピックアップ。
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自動車泥棒の男がアメリカで指名手配されてドイツへ渡り、マフィアの手先となった。恋に落ち、足を洗う決心をするも彼女は難病に冒されていた。彼女の手術費用の為に、マフィアから、一度限りの大仕事を請け負う。
高級クラシックカー専門の強盗団である兄弟はオークションで4100万ドルで落札された世界で2台しかない、ブガッティ・アトランティック タイプ57SCを盗み出すも、なんとその持ち主はマルセイユの大物ギャングだった。
車泥棒の物語は大体内容が似ていますね。やはり泥棒を正当化するわけにはいかないので、やむを得ず泥棒するしかなく、しかも地味な車だと絵にならないし、リアルすぎると泥棒の誘発になりますから、ハイクオリティの車を盗みださなければならない、というシナリオが軸になることが多いですね。『アウトバーン』になると、妙に意味深な車の走行シーンが多く、まるで車のPVを見ているかのように見えます。しかもたまたま盗んだ車が妙にレアで、新品で傷一つない。それがブーンと大道路を様々なカットで走り抜けるのが描かれるのですが、あれはもう完全に車の会社とのタイアップか何かですね。
ハイジャック系の映画をピックアップ。
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ニューヨーク地下鉄の普通列車「ペラム123号」が緊急停止し、先頭車両だけが切り離された。先頭車両のハイジャックを宣言した。車両の乗客19人を人質に、1時間で1,000万ドルを用意するよう要求する犯人。果たしてこの犯人を捕まえることはできるのか。
テロリストにハイジャックされたアメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」を取り戻すため、大統領がテロリストたちと攻防を繰り広げるアクション映画。ハリソン・フォードは友人でもあるビル・クリントン大統領(当時)の誕生パーティーで、「エアフォースワンを取材させてほしい」と直接交渉した。
キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。
詳細は書けないが、「コン・エアー」は、実在するアメリカ連邦保安官局の空輸隊JPATSの通称で、出廷、医療緊急事態、囚人輸送などを行っている。本作では、凶悪犯を護送する情況をリアルに再現している。
また、リーアムニーソンの『フライト・ゲーム』では、「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」と飛行機に搭乗している際にメールを入れられます。『パニック・フライト』では、詳細は書けませんが同じように飛行機に乗っている間に問題が。また、『フライトプラン』では、航空機内で娘が行方不明になる役をジョディフォスターが演じます。少しニュアンスを変えればたくさん映画が出てきますね。
人質系の映画をピックアップ。
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セルラー
機械に強い一人の女性が殺人・誘拐事件に遭遇してしまう。個性を生かして粉々になった電話器の部品を組み直し、何とか何者かに電話を繋げることに成功する。
裕福だが仕事優先の夫で、冷え切ってしまった家庭に強盗が入る。この家だけで成立する内容だし高い評価は得ていないが、個人的には十分楽しめる展開だった。『ホステージ』にも似ている。
「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」からこのタイトルが来ている。2012年に続編『96時間/リベンジ』が、2014年には第3作目『96時間/レクイエム』が製作された。続編が出るのが納得するほど、刺激的な緊張感に包まれる映画となっている。
銀行に勤めるセキュリティエンジニアが、強盗に家族を人質に取られて、自ら構築したセキュリティを破るよう命令されるクライム・サスペンス。1億ドルを狙った強盗団が彼を利用して一攫千金を狙う。
4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。各立場に重要な人物が出てきて、誰が何を企んでいるのか分からない状況が続く。
2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いている。
人質というのは本当に重い話ですね。ですから、今実際の事件を思い浮かんでいるのですがさすがにそれを書くことはできません。命が関係する話ですからね。実際にその事件は、バットマンが突き付けられた選択肢と同じように究極の選択肢を被害者側に突きつけました。大きな団体だったのでその後の威厳も考えて身代金を払わない選択肢を取ったのですが、悲惨な結末を迎えてしまいました。
誘拐事件系の映画をピックアップ。
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タイトルの由来は、アンディ・ウォーホルの言葉「15分で誰でも有名人になれるだろう(In 15 minutes everybody will be famous.)」からだが、軸は異常犯罪者を追い詰める警察の話となる。デニーロ演じる男が重大な状況に陥るという、彼のキャリアから考えると斬新な展開がある。
反政府ゲリラと人質の解放交渉するため、元イギリス陸軍特殊部隊SASの男が派遣される。ラッセルクロウとメグライアンの人間関係など、色々と問題になった映画だ。
黒澤明がエド・マクベインの小説『キングの身代金』に触発され、映画化した作品である。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り」だという。
「フィアンセを連れて帰る」と親に嘘をついてしまった刑務所上がりの男が、つじつまを合わせる為に目の前にいた女性を誘拐し、連れていくという暴挙に出る。最初はもちろんトラブル続きだが、徐々に様子が変わってくる。
1983年11月に発生した、世界的なビール製造会社「ハイネケン」の経営者でオランダ屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが誘拐された事件(英語版)を題材としており、誘拐した者と誘拐された者の両者の視点から実話の真実に迫る内容となっている。
たった今中国の誘拐事件のニュースを見たのですが、笑えないですね。拉致問題と等しいこの内容は、壮絶すぎてここに書けないような内容です。しかし実際にそれがまかり通っているのだからひどい。つまり、ここには『シンドラーのリスト』も挙げられるわけです。『夜と霧』というホロコーストで悲惨な体験をした人の本には、ナチスの強制収容所の想像を絶する経験について書かれています。時代が時代なら、あの場所を本格的に『地獄』だと人々は口をそろえて言うでしょう。ある夜、霧にまみれてその者たちはやってきて、彼らを連れ去ったのです。
銀行強盗をテーマにした映画をピックアップ。
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バンク・ジョブ
1971年にロンドンで実際に起こった銀行強盗事件「ベイカーストリート強盗事件(Baker Street robbery)」(「ウォーキートーキー強盗」ともいう)をモデルにしている。
ミニミニ大作戦
1969年製作の同名の映画のリメイクであり、窃盗団の一団が、自分たちを裏切った元同僚から金塊を盗み出そうと企むというストーリーが共通しているが、それ以外のプロットやキャラクターは原作とは異なっており、監督のグレイはこの映画を「原作へのオマージュ」と表現している。
前述したように、4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。各立場に重要な人物が出てきて、誰が何を企んでいるのか分からない状況が続く。
前述したように、1972年8月22日にニューヨークのブルックリン区で発生した銀行強盗事件を題材にしている。本作品の殆どのシーンは役者たちのアドリブによって撮影されている。
刑務所を裏取引で出所した男が、それと引き換えに取引相手の要求で妻と共に銀行強盗に手を染める。夫婦を演じたマックイーンとマッグローは、この作品の共演をきっかけに結婚した。
実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを主人公とした実話映画。彼も同じように、弱者からは奪わないという姿勢で、犯罪者でありながら大スターのようにもてはやされていた。
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街、ボストンのとあるこの街では、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくという異常状態が続いていた。負の連鎖である。それゆえ、終始銀行強盗が軸になる話だが、とある男女のやり取りに、注目すべきポイントがある。
銀行の金庫を20ミリ機関砲で破壊するという変わった手口で名を馳せたサンダーボルト(クリント・イーストウッド)は、奪った50万ドルの分配を巡って軍隊仲間で粗暴な性格の男ら昔のギャング仲間に狙われていた。
この映画でも最初にジョーカーたちが銀行強盗をする流れがある。監督のノーランはマイケル・マン監督作『ヒート』を参考にしたと語っていて、『ヒート』で重要な役を演じたウィリアム・フィクナーがこの銀行でカメオ出演している。
アメリカ西部開拓時代のガンマンであるジェシー・ジェイムズ。1866年2月13日に、アメリカで彼が世界初の銀行強盗に成功したことから、2月13日は「銀行強盗の日」となっている。敬虔なキリスト教徒、甘いマスクの美男子、フロンティアの郷愁を漂わせる名前。極悪非道の重罪人にもかかわらず、その悲劇的最後は人々の同情を集め、強者に立ち向かうロビン・フッドのイメージに重ね合わせる者もおり、伝説化した人物である。
銀行強盗の世界初はこのジェシージェームズということになります。彼ら西部のカリスマもそうですが、少したってからの大恐慌時代のボニーとクライドや、前述したジョンデリンジャーといった強盗犯がなぜ人気者なのかということは、当時のアメリカ国民の背負っていた運命や、漂っていた気配などが関係しています。例えば、ベトナム戦争では政治家等の要人の家族たちは戦争にいかないように仕組まれていて、それに対して国民が反発し、歌までできたほどでした。そして、それに抗うように映画の世界では『アメリカンニューシネマ』という流れができ、『カッコーの巣の上で』や、上記のような映画が人気を得ます。
つまり、これらの流行は巨大な権力に逆らい、アメリカ本来の『自由な生き方』を主張する国民たちの叫び声なわけです。確かにアウトロー的な要素がありますが、『では、法律さえ守っていればそれでいいのか』ということで、『その裏で行われている忖度は、許されるのか』という、深い主張がここに潜んでいるのです。銀行強盗で人を殺せば忌み嫌われますが、そうはせずに自由に生きるくらいなら、『大勢の若者を無意味な戦争に送り込んで殺している』政府の人間よりもはるかにマシだということですね。
武器商人をテーマにした映画をピックアップ。
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実際に起きた米国政府に対する詐欺事件についてまとめた、武器商人で後に作家に転向したエフレム・ディベロリの回想録とローリング・ストーン誌に掲載されたガイ・ローソンの記事が原作となっている。
ロード・オブ・ウォー
複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画である。副題は「史上最強の武器商人と呼ばれた男」。
アイアンマン
物語は、トニー・スタークが巨大軍需産業“スターク・インダストリーズ”の社長として、自身が開発したクラスターミサイル“ジェリコ”のプレゼンテーションの為に、アフガニスタンにいる親友のジェームズ・“ローディ”・ローズ率いるアメリカ空軍を訪問するところから始まる。
ディカプリオの映画『アビエイター』のモデルであるハワード・ヒューズは、20世紀を代表する億万長者として知られ、「資本主義の権化」「地球上の富の半分を持つ男」と言われた男ですが、この「アイアンマン」 の主人公トニー・スタークのモデルになっている人物です。よって、彼の父親の名前が『ハワード・スターク』となっているんですね。上の二つも実話ベースですし、何だか全部実話絡みの怖い話です。
実は、武器の売買というのはこの世界にとって極めて大きな話の一つです。まず、日本では坂本龍馬と友人でもあった三菱グループの創始者、岩崎弥太郎が、最初、『武器の売買』という形でお金を作りました。武器商人として幕末の日本で活躍したグラバーは、長崎県に住んでいる人なら誰もが知っているところですね。ですから龍馬などの亀山社中などもそうなのですが、普通に考えて、『人殺しの道具である武器を売買する』なんて、おかしいですよね。
しかし、アメリカも大恐慌から抜け出す為に必要だったのは『ニューディール政策』ではなく、戦争における武器の売買だったのです。『それがなければ今の繁栄はない』という、この現実をどう受け入れるかですね。