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『Criminal』(MOVIE RECIPE)

『Criminal』
『アウトロー』というレシピやランキングはいくつもありますので、今回は他のレシピでまとめていないクリミナル(犯罪)を軸にして様々な映画をまとめました。単にアウトロー的なプライドを持った人たちから、自転車泥棒、衝撃の犯罪まで。

MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

MOVIE RECIPE

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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-

 

このレシピの詳細
  • レシピ数:18
  • 紹介映画:107

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

 

1.『自転車泥棒』

まずは自転車泥棒。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『自転車泥棒』

 

 

役所の広告貼りの仕事を得た失業労働者が、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、息子とローマの街を歩き回って自転車を探す物語。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

犯罪に大小はありませんが、自転車泥棒レベルの話もあります。大したことないように見えても、彼は本気で悩みますからね。時代なども関係しているでしょう。戦後で言えば、例えば廃品回収などは無許可でできました。しかしその後、無責任な業者によって不法投棄されたりして問題化し、法人関係は『産業廃棄物』に、一般家庭から出るごみを『一般廃棄物』として分け、許可制になっていきました。

 

2.『空き巣』

空き巣系の映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ドント・ブリーズ』
  2. 『ブリングリング』
  3. 『パニック・ルーム』
  4. 『ホーム・アローン』

 

 

カリフォルニアへの移住資金を稼ぐために、空き巣に入った若者たち。そこの家の主は目が見えないから楽に稼げるというのだ。だが、この家に入ったのが間違いだった・・。

 

 

 

 

 

パリス・ヒルトン等のハリウッドに住むセレブの豪邸に忍び込み、そこにある数々の高級品を奪い去っていくという、アメリカで実際に起きた空き巣・強盗事件をモデルにしている。

 

 

 

 

 

屋敷に侵入してきた強盗たちと緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に立てこもった母娘を描くサスペンス映画。本来、人を助ける設備として用意されたその部屋が、場合によっては人を追い詰めることになるという点に焦点を当てた作品。しかも主人公は閉所恐怖症である。

 

 

 

 

 

このクリスマス王道映画も、空き巣に入ろうとするドジな二人組の強盗と戦う物語となっている。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

2023年現在、日本では空き巣問題は笑えない話になっていますね。空き巣だけじゃなく、堂々と家に入り込んで強盗をする特殊詐欺事件の『次の犯罪』になりつつあります。詐欺事件もあれだけの被害があり、あれだけ大々的に取り締まりを行っておきながらも全く被害額は変わらないどころか、むしろ増えている現状さえありました。日本にはもうかつてのように銀山、金山等を筆頭とした潤沢な資源はありませんが、『都市鉱山』と言って、家電等に含まれる資源があります。同じように、彼ら犯罪組織が目をつけているのはそれぞれが貯金して『埋没』している貯金を『掘り起こしている』つもりでいるのでしょう。警察は自分たちが何をすればいいか、よく理解するべきです。『ある警察官』に対しての文句ではなく、『警察』という存在に対する話です。

 

3.『車泥棒』

車泥棒系の映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アウトバーン』
  2. ワイルド・スピード』
  3. 60セカンズ』
  4. スクランブル』

 

 

自動車泥棒の男がアメリカで指名手配されてドイツへ渡り、マフィアの手先となった。恋に落ち、足を洗う決心をするも彼女は難病に冒されていた。彼女の手術費用の為に、マフィアから、一度限りの大仕事を請け負う。

 

 

 

 

 

夏の映画館をにぎわせるこの大ヒットムービーも、軸は車泥棒の物語となる。

 

 

 

 

 

超高級車の窃盗のエキスパートが、弟の失敗をきっかけに足元を見られ、超高級車50台を時間内(4日後の午前8時まで)にすべて集めろと指示される。

 

 

 

 

 

高級クラシックカー専門の強盗団である兄弟はオークションで4100万ドルで落札された世界で2台しかない、ブガッティ・アトランティック タイプ57SCを盗み出すも、なんとその持ち主はマルセイユの大物ギャングだった。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

車泥棒の物語は大体内容が似ていますね。やはり泥棒を正当化するわけにはいかないので、やむを得ず泥棒するしかなく、しかも地味な車だと絵にならないし、リアルすぎると泥棒の誘発になりますから、ハイクオリティの車を盗みださなければならない、というシナリオが軸になることが多いですね。『アウトバーン』になると、妙に意味深な車の走行シーンが多く、まるで車のPVを見ているかのように見えます。しかもたまたま盗んだ車が妙にレアで、新品で傷一つない。それがブーンと大道路を様々なカットで走り抜けるのが描かれるのですが、あれはもう完全に車の会社とのタイアップか何かですね。

 

4.『ジャック』

ハイジャック系の映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『サブウェイ123 激突』
  2. 『エアフォース・ワン』
  3. 『クリムゾン・タイド』
  4. 『コン・エアー』

 

 

ニューヨーク地下鉄の普通列車「ペラム123号」が緊急停止し、先頭車両だけが切り離された。先頭車両のハイジャックを宣言した。車両の乗客19人を人質に、1時間で1,000万ドルを用意するよう要求する犯人。果たしてこの犯人を捕まえることはできるのか。

 

 

 

 

 

テロリストにハイジャックされたアメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」を取り戻すため、大統領がテロリストたちと攻防を繰り広げるアクション映画。ハリソン・フォードは友人でもあるビル・クリントン大統領(当時)の誕生パーティーで、「エアフォースワンを取材させてほしい」と直接交渉した。

 

 

 

 

 

キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。

 

 

 

 

 

詳細は書けないが、「コン・エアー」は、実在するアメリカ連邦保安官局の空輸隊JPATSの通称で、出廷、医療緊急事態、囚人輸送などを行っている。本作では、凶悪犯を護送する情況をリアルに再現している。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

また、リーアムニーソンの『フライト・ゲーム』では、「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する。」と飛行機に搭乗している際にメールを入れられます。『パニック・フライト』では、詳細は書けませんが同じように飛行機に乗っている間に問題が。また、『フライトプラン』では、航空機内で娘が行方不明になる役をジョディフォスターが演じます。少しニュアンスを変えればたくさん映画が出てきますね。

 

5.『人質』

人質系の映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ホステージ』
  2. 『セルラー』
  3. 『ゲットバック』
  4. 『ベル・カント とらわれのアリア』
  5. 『ブレイクアウト』
  6. 『96時間』
  7. 『ファイヤーウォール』
  8. 『狼たちの午後』
  9. 『マッド・シティ』
  10. 『インサイド・マン』
  11. 『ホテル・ムンバイ』
  12. 『ダークナイト』

 

 

ホステージというのはまさに『人質』という意味だ。1年前の人質事件で失敗を犯し心に深い傷を負った男が、やむを得ずこの人質事件に直面してしまった。

 

 

 

 

セルラー

 

機械に強い一人の女性が殺人・誘拐事件に遭遇してしまう。個性を生かして粉々になった電話器の部品を組み直し、何とか何者かに電話を繋げることに成功する。

 

 

 

 

 

全米最強の銀行強盗がダイヤモンド取引所に侵入し、現金1,000万ドルを奪い去る。逮捕される彼には、8年経って出所したあと、波乱に満ちた展開が待っていた。

 

 

 

 

 

 1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得たアン・パチェット原作のベストセラー小説『ベル・カント』を映画化。

 

 

 

 

 

裕福だが仕事優先の夫で、冷え切ってしまった家庭に強盗が入る。この家だけで成立する内容だし高い評価は得ていないが、個人的には十分楽しめる展開だった。『ホステージ』にも似ている。

 

 

 

 

 

「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」からこのタイトルが来ている。2012年に続編『96時間/リベンジ』が、2014年には第3作目『96時間/レクイエム』が製作された。続編が出るのが納得するほど、刺激的な緊張感に包まれる映画となっている。

 

 

 

 

 

銀行に勤めるセキュリティエンジニアが、強盗に家族を人質に取られて、自ら構築したセキュリティを破るよう命令されるクライム・サスペンス。1億ドルを狙った強盗団が彼を利用して一攫千金を狙う。

 

 

 

 

 

1972年8月22日にニューヨークのブルックリン区で発生した銀行強盗事件を題材にしている。本作品の殆どのシーンは役者たちのアドリブによって撮影されている。

 

 

 

 

 

フィクションではあるものの、1993年に宗教団体ブランチ・ダビディアンが起こした事件などを背景としている。

 

 

 

 

 

4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。各立場に重要な人物が出てきて、誰が何を企んでいるのか分からない状況が続く。

 

 

 

 

 

2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いている。

 

 

 

 

 

この映画でも、ジョーカーがバットマンに対して2人の人質を取り、『どちらを助けるか』という究極の選択肢を突きつける。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

人質というのは本当に重い話ですね。ですから、今実際の事件を思い浮かんでいるのですがさすがにそれを書くことはできません。命が関係する話ですからね。実際にその事件は、バットマンが突き付けられた選択肢と同じように究極の選択肢を被害者側に突きつけました。大きな団体だったのでその後の威厳も考えて身代金を払わない選択肢を取ったのですが、悲惨な結末を迎えてしまいました。

 

6.『誘拐』

誘拐事件系の映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『15ミニッツ』
  2. 『マイ・ボディガード
  3. 『プルーフ・オブ・ライフ
  4. 『96時間
  5. 『誘拐の掟
  6. 『天国と地獄
  7. 『プリズナーズ
  8. 『八日目の蟬
  9. 『バッファロー’66
  10. 『パーフェクト・ワールド
  11. 『ハイネケン誘拐の代償
  12. 『ブリグズビー・ベア

 

 

タイトルの由来は、アンディ・ウォーホルの言葉「15分で誰でも有名人になれるだろう(In 15 minutes everybody will be famous.)」からだが、軸は異常犯罪者を追い詰める警察の話となる。デニーロ演じる男が重大な状況に陥るという、彼のキャリアから考えると斬新な展開がある。

 

 

 

 

 

政情の不安定なメキシコでは、誘拐はビジネスとしして成立していた。元CIA工作員の主人公がボディガードに雇われるが、ある事件に遭遇してしまう。

 

 

 

 

 

反政府ゲリラと人質の解放交渉するため、元イギリス陸軍特殊部隊SASの男が派遣される。ラッセルクロウとメグライアンの人間関係など、色々と問題になった映画だ。

 

 

 

 

 

前述したこの映画でも、娘や妻が誘拐される展開がある。

 

 

 

 

 

過去を悔いながら生きる元警官で無免許の私立探偵が、連続誘拐殺人事件の犯人2人組を巧みな交渉術で追い詰めるさまを描いたサスペンス映画。

 

 

 

 

 

黒澤明がエド・マクベインの小説『キングの身代金』に触発され、映画化した作品である。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り」だという。

 

 

 

 

 

詳細は書けないが、これもこのレシピに該当する。

 

 

 

 

 

「母性」をテーマに、不倫相手の女児を誘拐した女性の逃亡劇と誘拐された少女の成長後を描く。

 

 

 

 

 

「フィアンセを連れて帰る」と親に嘘をついてしまった刑務所上がりの男が、つじつまを合わせる為に目の前にいた女性を誘拐し、連れていくという暴挙に出る。最初はもちろんトラブル続きだが、徐々に様子が変わってくる。

 

 

 

 

 

8歳の少年を人質にとって逃避行を続ける脱獄囚を描いたロードムービーである。

 

 

 

 

 

1983年11月に発生した、世界的なビール製造会社「ハイネケン」の経営者でオランダ屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが誘拐された事件(英語版)を題材としており、誘拐した者と誘拐された者の両者の視点から実話の真実に迫る内容となっている。

 

 

 

 

 

詳細は書けないが、これもこのレシピに該当する。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

たった今中国の誘拐事件のニュースを見たのですが、笑えないですね。拉致問題と等しいこの内容は、壮絶すぎてここに書けないような内容です。しかし実際にそれがまかり通っているのだからひどい。つまり、ここには『シンドラーのリスト』も挙げられるわけです。『夜と霧』というホロコーストで悲惨な体験をした人の本には、ナチスの強制収容所の想像を絶する経験について書かれています。時代が時代なら、あの場所を本格的に『地獄』だと人々は口をそろえて言うでしょう。ある夜、霧にまみれてその者たちはやってきて、彼らを連れ去ったのです。

 

7.『銀行強盗』

銀行強盗をテーマにした映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『バンク・ジョブ』
  2. 『ミニミニ大作戦』
  3. 『インサイド・マン』
  4. 『狼たちの午後』
  5. 『さらば愛しきアウトロー』
  6. 『明日に向って撃て!』
  7. 『俺たちに明日はない』
  8. 『華麗なる賭け』
  9. 『ゲッタウェイ』
  10. 『バンディッツ』
  11. 『パブリック・エネミーズ』
  12. 『11ミリオン・ジョブ』
  13. 『ザ・タウン』
  14. 『サンダーボルト』
  15. 『ファースター 怒りの銃弾』
  16. 『ダークナイト』
  17. 『ジェシー・ジェームズの暗殺』

 

バンク・ジョブ

 

1971年にロンドンで実際に起こった銀行強盗事件「ベイカーストリート強盗事件(Baker Street robbery)」(「ウォーキートーキー強盗」ともいう)をモデルにしている。

 

 

 

 

ミニミニ大作戦

 

1969年製作の同名の映画のリメイクであり、窃盗団の一団が、自分たちを裏切った元同僚から金塊を盗み出そうと企むというストーリーが共通しているが、それ以外のプロットやキャラクターは原作とは異なっており、監督のグレイはこの映画を「原作へのオマージュ」と表現している。

 

 

 

 

 

前述したように、4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。各立場に重要な人物が出てきて、誰が何を企んでいるのか分からない状況が続く。

 

 

 

 

 

前述したように、1972年8月22日にニューヨークのブルックリン区で発生した銀行強盗事件を題材にしている。本作品の殆どのシーンは役者たちのアドリブによって撮影されている。

 

 

 

 

 

誰ひとり傷つけることなく大胆不敵な犯罪を繰り返した実在の伝説的紳士強盗フォレスト・タッカーを描いている。ロバートレッドフォードの引退作。

 

 

 

 

 

そのロバートレッドフォードの代表作。実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材にした西部劇。

 

 

 

 

 

世界恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと逃走を描いた犯罪映画。最も有名なのはこの作品となる。

 

 

 

 

 

スティーブ・マックイーン大富豪かつ泥棒の天才を演じる。1968年の映画にしては映像の展開、演出が斬新で、きっと当時ならかなりお洒落に見えただろう。

 

 

 

 

 

刑務所を裏取引で出所した男が、それと引き換えに取引相手の要求で妻と共に銀行強盗に手を染める。夫婦を演じたマックイーンとマッグローは、この作品の共演をきっかけに結婚した。

 

 

 

 

 

刑務所を脱獄した二人の男が銀行を含めた様々な強盗事件をして切り抜ける。彼らは命を危険にさらさない手口である種の人気を得るが、冒頭からいきなり最大のピンチを迎える。

 

 

 

 

 

実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを主人公とした実話映画。彼も同じように、弱者からは奪わないという姿勢で、犯罪者でありながら大スターのようにもてはやされていた。

 

 

 

 

 

1982年に実際に起きた、当時のアメリカ犯罪史上最高額の1100万ドル強奪事件を基にした犯罪映画。

 

 

 

 

 

広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街、ボストンのとあるこの街では、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくという異常状態が続いていた。負の連鎖である。それゆえ、終始銀行強盗が軸になる話だが、とある男女のやり取りに、注目すべきポイントがある。

 

 

 

 

 

銀行の金庫を20ミリ機関砲で破壊するという変わった手口で名を馳せたサンダーボルト(クリント・イーストウッド)は、奪った50万ドルの分配を巡って軍隊仲間で粗暴な性格の男ら昔のギャング仲間に狙われていた。

 

 

 

 

 

10年前の銀行強盗が一つの鍵になる復讐の物語。

 

 

 

 

 

この映画でも最初にジョーカーたちが銀行強盗をする流れがある。監督のノーランはマイケル・マン監督作『ヒート』を参考にしたと語っていて、『ヒート』で重要な役を演じたウィリアム・フィクナーがこの銀行でカメオ出演している。

 

 

 

 

 

アメリカ西部開拓時代のガンマンであるジェシー・ジェイムズ。1866年2月13日に、アメリカで彼が世界初の銀行強盗に成功したことから、2月13日は「銀行強盗の日」となっている。敬虔なキリスト教徒、甘いマスクの美男子、フロンティアの郷愁を漂わせる名前。極悪非道の重罪人にもかかわらず、その悲劇的最後は人々の同情を集め、強者に立ち向かうロビン・フッドのイメージに重ね合わせる者もおり、伝説化した人物である。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

銀行強盗の世界初はこのジェシージェームズということになります。彼ら西部のカリスマもそうですが、少したってからの大恐慌時代のボニーとクライドや、前述したジョンデリンジャーといった強盗犯がなぜ人気者なのかということは、当時のアメリカ国民の背負っていた運命や、漂っていた気配などが関係しています。例えば、ベトナム戦争では政治家等の要人の家族たちは戦争にいかないように仕組まれていて、それに対して国民が反発し、歌までできたほどでした。そして、それに抗うように映画の世界では『アメリカンニューシネマ』という流れができ、『カッコーの巣の上で』や、上記のような映画が人気を得ます。

 

つまり、これらの流行は巨大な権力に逆らい、アメリカ本来の『自由な生き方』を主張する国民たちの叫び声なわけです。確かにアウトロー的な要素がありますが、『では、法律さえ守っていればそれでいいのか』ということで、『その裏で行われている忖度は、許されるのか』という、深い主張がここに潜んでいるのです。銀行強盗で人を殺せば忌み嫌われますが、そうはせずに自由に生きるくらいなら、『大勢の若者を無意味な戦争に送り込んで殺している』政府の人間よりもはるかにマシだということですね。

 

8.『武器商人』

武器商人をテーマにした映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ウォー・ドッグス』
  2. 『ロード・オブ・ウォー』
  3. 『アイアンマン』

 

 

実際に起きた米国政府に対する詐欺事件についてまとめた、武器商人で後に作家に転向したエフレム・ディベロリの回想録とローリング・ストーン誌に掲載されたガイ・ローソンの記事が原作となっている。

 

 

 

 

ロード・オブ・ウォー

 

複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画である。副題は「史上最強の武器商人と呼ばれた男」。

 

 

 

 

アイアンマン

 

物語は、トニー・スタークが巨大軍需産業“スターク・インダストリーズ”の社長として、自身が開発したクラスターミサイル“ジェリコ”のプレゼンテーションの為に、アフガニスタンにいる親友のジェームズ・“ローディ”・ローズ率いるアメリカ空軍を訪問するところから始まる。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

ディカプリオの映画『アビエイター』のモデルであるハワード・ヒューズは、20世紀を代表する億万長者として知られ、「資本主義の権化」「地球上の富の半分を持つ男」と言われた男ですが、この「アイアンマン」 の主人公トニー・スタークのモデルになっている人物です。よって、彼の父親の名前が『ハワード・スターク』となっているんですね。上の二つも実話ベースですし、何だか全部実話絡みの怖い話です。

 

実は、武器の売買というのはこの世界にとって極めて大きな話の一つです。まず、日本では坂本龍馬と友人でもあった三菱グループの創始者、岩崎弥太郎が、最初、『武器の売買』という形でお金を作りました。武器商人として幕末の日本で活躍したグラバーは、長崎県に住んでいる人なら誰もが知っているところですね。ですから龍馬などの亀山社中などもそうなのですが、普通に考えて、『人殺しの道具である武器を売買する』なんて、おかしいですよね。

 

しかし、アメリカも大恐慌から抜け出す為に必要だったのは『ニューディール政策』ではなく、戦争における武器の売買だったのです。『それがなければ今の繁栄はない』という、この現実をどう受け入れるかですね。

 

 

IQ

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