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『アメリカン』とついた映画をピックアップ。
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無差別テロで恋人を殺害された青年。復讐心から鍛錬を重ね、一般人だが単独でテロ組織に潜入するまでの実力を持つようになった。その腕を買われ、CIAの工作員にリクルートされる。
多くの戦果から軍内で「伝説(レジェンド)」と称賛されると共に、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられていた男クリス・カイルが描かれる。キャッチコピーは、「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」。
ウォール街を舞台に、投資銀行で副社長を務める一方で快楽殺人を繰り返す男が描かれる。私は彼よりも立場は下だが少し似ていて、共感してしまうところがあるのが狂気的な話だ。もちろん私は殺人はしないが。何から何まで揃っていても、物足りなさを感じてしまうということだ。もちろん私は何も持っていないのだが。
説明するとなると、西部のインディアン系の、オカルト染みた要素があるよくわからない映画、ということになってしまう。リバーフェニックスの映画というだけで今は貴重な作品の一つだが。
平凡な核家族が崩壊すこれも、フィクションにしては渋すぎて、実話じゃないのに実話っぽいから違和感がある。だが批評家は「『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』はリアリズムに徹しており、観客の心を掴んでその思考を触発する作品だ。J・C・チャンダー監督の印象に残る作品群にまた一つ名作が加わった。」と言っている。る過程で、現代アメリカ社会の抱える闇を時にコミカルに描き出す。
アメリカの理想のカップルと呼ばれた映画スター同士の大物カップルがいるのだが、浮気が原因で不仲になる。彼女の妹であり、付き人である女性をジュリア・ロバーツが演じ、彼女を通して物語が展開される。
ジゴロというのはまさに、女に養われている男女から金を巻き上げて生活する男、女にたかって生活する男、女から巧みに援助を得る男など)のことをいう。この男もまたビバリーヒルズの金持ち婦人を相手に稼ぎまくるジゴロであった。だが、その仕事上、妙な守秘義務が発生するがゆえ、隠匿されがちになり、それれが原因で事件に巻き込まれる。
1970年代にアトランティックシティで起きた収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を基に作られている。主人公アーヴィンのモデルはメル・ワインバーグという実在の詐欺師。クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス、そしてロバートデニーロという豪華キャストが見どころ。
『ジャパニーズ』というのはあまりないから面白いですよね。それは英語だからということもそうなのですが、日本語に戻して考えてみても『日本の暗殺者』とか『日本のジゴロ』という映画は今後も出ることはなさそうです。今後はどれだけここに作品が挙げられるでしょうか。こんなにあるのにまだまだ出てきそうな気配があります。アメリカ人にとってキャッチ―なフレーズなんでしょうか。
アメリカン・ニューシネマとは、1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカでベトナム戦争に邁進する政治に対する、特に戦争に兵士として送られる若者層を中心とした反体制的な人間の心情を綴った映画作品群、およびその反戦ムーブメントである。
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それを終わらせた新時代の映画
1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード(エディ)・イーガンとサルヴァトーレ(ソニー)・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデルとなっている。
私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第6作。内容は1970代風にアレンジされており、エリオット・グールドが演じる探偵フィリップ・マーロウが友人テリー・レノックスの謎の死をきっかけにある事件に巻き込まれていく。
反体制的な若者2人がコカイン密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたもの。特にステッペンウルフによる主題歌「ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)」が高い知名度を誇る。
束縛が嫌いで、常に何かから解放されて身軽になろうとする男の物語。アメリカンニューシネマという大きな流れの中でできた映画のため、時代の影響も受けている。
サンフランシスコを舞台に、職務遂行のためには暴力的な手段も辞さないアイルランド系のハリー・キャラハン刑事が、ベトナム帰還兵の偏執狂的連続殺人犯との攻防を繰り広げるアクション映画。
このの宣伝コピーを、『レイプとウルトラ暴力とベートーベンがオレの生きがい。』というセンセーショナルなものに作り上げたキューブリックに対し、当然批判の声は上がった。この映画に触発され、犯罪に走る若者が増えたのだ。だが彼はこう答えた。『芸術家は作品の芸術性にだけ責任を持てばいい』。
正反対の人格を有する二人の男が次第に友情を深めていく過程を描いたロードムービー。暴行傷害の罪で服役し、6年間の刑期を終えたばかりの男(ジーン・ハックマン)と、5年越しの船乗り生活から足を洗った男(アル・パチーノ)が出会うところから物語は始まる。
1930年代後半のカリフォルニア州ロサンゼルスを舞台に、私立探偵が偶然にも関わってしまった殺人事件を通じ、誰にも変えられない運命の綾に踊らされる姿を描いたフィルム・ノワールである。
デ・ニーロが鏡に向かい「You talkin’ to me?」と呟きながら自分の鏡像に銃を向ける場面は、脚本には書かれておらず、マーティン・スコセッシ監督とデ・ニーロが即興で練っていったという。
朝鮮戦争下の陸軍移動外科病院 (Mobile Army Surgical Hospital) が描かれる。単純に、戦地の味方陣営に兵士たちと同じように軍医たちがいるという状況だ。この視点から描くことで、作品を通して反戦を訴えている。
それを終わらせた新時代の映画
ジョーズ
とある平和な町の海辺で人を襲い出した巨大なホオジロザメの恐怖と、それに立ち向う人を描いた海洋アクション・スリラー作品である。
アメリカ市民がベトナム戦争の実態を目の当たりにすることで、ホワイトハウスへの信頼感が崩れていきました。そして戦争に懐疑的になった国民は、アメリカ政府の矛盾点に目を向け、若者のヒッピー化、反体制化が見られ、人種差別、ドラッグ、エスカレートした官憲の暴力性などの現象も顕在化します。そして、それを招いた元凶は政治の腐敗というところに帰結し、アメリカの各地で糾弾運動が巻き起こり、映画界にもこうした『逆らう、自由』というテーマが軸になった映画が流行します。
ベトナム戦争は、そうした政府の要人の子供たちなどは除外されていましたから、とにかくそこら中で不満が爆発していたんですね。70年代の半ばになると、このような明るい商業主義的な映画が人気になります。アメリカンニューシネマは『バッドエンド』という共通点がありますが、徐々にその流れも変わってきます。時代に逆らった映画を出しても興行的に失敗しますから、その波に乗せた作品があるのは当然のことですね。失敗したら大赤字となり、最悪の場合は借金に追い込まれ、多くの制作者が路頭に迷いますからね。
インディアンとは、インド人のことである。だが、本当のインド人ではない。『アメリカ大陸がインドだと思い込んだコロンブス』が彼らを『インディオ(スペイン語)』と呼んだところから始まった。
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1880年頃。アメリカ人は、先住民のインディアンを殺したり追いやったりして、アメリカ大陸に新天地を築いた。つまり彼らの多くはイギリス人で、真のアメリカ人というのはインディアンなのだ。ジェロニモは、そのインディアンの伝説的存在だった。ラストシーンで我々は考えさせられることになる。彼らの宿命と正義について。
1863年頃。『狼と踊る男の決断』『狼と踊る男』。なんだか不思議でよく分からないニックネームだ。だが、それが非常に重要なキーワードとなる。彼にそんな名前をつけた人間は誰か。そして彼らはアメリカ人にとってどういう存在なのか。
1877年の西郷隆盛による西南戦争がモデルになっている。幕末の近代化、明治維新のその最中にあっても、長きに培わられた武士道精神がすぐに血脈から消えてなくなることはない。同じく、アメリカの南北戦争でインディアンを迫害して『神』を見失う者もまた、自分の生きる道を探していた。
アメリカの山奥、元騎兵隊の父と牧場で暮らす3人の息子達。彼等の穏やかな生活は第一次世界大戦の勃発を契機に大きく変わっていく。この作品にもインディアンが関係してくる。
インディアンや黒人たちは差別される対象にありますが、それは有色人種として、アジア人もその対象です。ということはどういうことかというと、『白人』こそが人間の頂点にいて、その代表なのだという白人至上主義の発想が根付いているということです。そうなった理由は歴史の過去にあります。アングロサクソン人という人種が、ヨーロッパで常に力を持っていました。
その中で『KKK』とは、プロテスタントのアングロ・サクソン人(WASP)などの北方系の白人のみがアダムの子孫であり、唯一、魂を持つ、神による選ばれし民として、他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する選民思想団体のこと。彼らをテーマにした映画もたくさんあります。
アングロ・サクソンとは、現在のドイツ北岸からグレートブリテン島南部に侵入してきたアングル人、ジュート人、サクソン人のゲルマン系の3つの部族の総称。この中でアングル人が、イングランド人としてイングランドの基礎を築いたため、現在も英米などの英語圏白人をアングロ・サクソン人と呼びます。また、ゲルマン人がローマ帝国を滅ぼしたりしていますよね。
等のいくつかの歴史の決定的な事実が、彼らの目を盲目にしているのです。更にここに、『アーリア人』というヒトラーやヒンズー教のカースト制度も関係する深い深い歴史の闇も関係してきます。簡単に言うと、『人間の中には、自分たちこそ支配する側であり、人間を支配できる権利を持っている』と思い込んでいる人がいるということですね。
『緊迫の米ソ』をテーマにした映画をピックアップ。
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1984年11月、冷戦時代の米ソが題材となる。ショーンコネリー演じるソ連潜水艦『レッドオクトーバー』の艦長が、目に見えない敵の魚雷を圧倒的な経験値によって、直感で避けるシーンがある。だがもちろんこの直感とは『偶然を狙った賭け』の類ではなく、魚雷の機能や海中での物理的な動きなど、様々な要素を計算してひねり出したものだった。
ジャック・ライアンシリーズのひとつである。ロシアで前大統領が急死しチェチェン紛争に関して強硬姿勢も辞さない新大統領ネメロフが就任し、米ロ両国の緊迫した関係を改善するため米国はCIAの長官キャボットとその補佐のジャック・ライアンをロシアに派遣する。
キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。
1964年のイギリス・アメリカ合作のブラックコメディ映画。冷戦時代のソ連とアメリカの核戦争を風刺している。この映画は、これまでに作られた最高のコメディ映画の一つであると同時に、史上最高の映画の一つであると考えられている。
U-2撃墜事件でソ連の捕虜となったフランシス・ゲイリー・パワーズの解放のために動く弁護士のジェームズ・ドノヴァンを中心に描かれる。題名の『ブリッジ・オブ・スパイ』とはスパイ交換が行われたグリーニッケ橋を指す。
東西冷戦の最中の1960年代中盤。CIAとKGBは、核兵器拡散をたくらむ謎多き国際犯罪組織の存在に気付き、この組織を制圧するために、長年の政治的対立を超えて手を組むことになった。そして、直前まで東ベルリンから亡命する東ドイツ人エンジニアの脱出劇を巡り対峙していた、CIAエージェントとKGBエージェントが抜擢される。
ロシア領バレンツ海にて、アメリカ合衆国海軍潜水艦USSタンパベイが何者かに撃沈され、消息を絶つ。軍上層部は詳細を調べるためにジョー・グラス艦長の指揮する潜水艦USSアーカンソーの派遣を決定する。
この中では『キューバ危機』を扱った『13デイズ』が最も『第三次世界大戦』に近づいた緊張感のある時期を切り取った映画となります。ただ、オリバーストーンのドキュメンタリー映画で、プーチン大統領に『博士の異常な愛情』を見せ、一緒に鑑賞するシーンがあり、プーチンがキューブリックを褒めるシーンがありました。この映画は、これまでに作られた最高のコメディ映画の一つであると同時に、史上最高の映画の一つであると考えられています。
また、直接対決じゃなくても水面下に米ソがいた『ベトナム戦争』や『朝鮮戦争』で考えれば、『プラトーン』、『ブラザーフッド』等もここに該当しますね。米ソ冷戦は、お互いに核兵器を保有しているので直接対決をしたらもう世界が終わるということを日本の事例で分かっているので、こうした代理戦争という形以上の結果には至りませんでした。
戦争は本当に愚かでしかありませんが、最後のラインは超えない現実を考えると、そこに人間の理性を感じて、私などは希望の光を見てしまいます。戦争の惨劇を見た後に同じことは言えないでしょうけどね。その意味で、『7月4日に生まれて』等も見ごたえがあります。