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『緊迫』(MOVIE RECIPE)

『緊迫』
『緊迫』とは、状況などが非常に差し迫っていること。緊張して、今にも何かが起こりそうなことを言います。ここでは、思わず息を吞む超絶アクションや、核やテロの脅威、鬼気迫る交渉など、ハラハラドキドキの臨場感溢れる映画をピックアップしています。

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運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

MOVIE RECIPE

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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-

 

このレシピの詳細
  • レシピ数:14
  • 紹介映画:124

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

 

1.『桁違いのアクション』

まずは息を吞むアクションシーンがある映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『リベリオン』
  2. 『マトリックス』
  3. 『ボーン・アイデンティティ』
  4. 『ジョン・ウィック』
  5. 『グリーン・デスティニー』
  6. 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』
  7. 『酔拳2』
  8. 『ブレイド』

 

 

「ガン=カタ」という、二挺拳銃を用いる架空の戦闘術が登場する。圧倒的なアクションゆえに、これだけが印象に残る人も多いだろう。

 

 

 

 

 

当時ハリウッドで一般的でなかった哲学的要素や東洋的なワイヤーアクションやバレットタイムが導入された事で「驚異の映像革命」などと評された。アクションシーンは、日本の武道・アニメ映画の影響を受けており、日本や香港のアクション映画の殺陣やワイヤーアクションの技術が使用され、その後のハリウッドのアクション映画作品に影響を与えた。

 

 

 

 

 

複数の言語を操り、海図の判読やロープワークまでこなせたが、自らの名前を含めた過去を思い出すことだけはできなかった男、ジェイソン・ボーン。この映画も無駄のない圧倒的なアクションシーンが有名。

 

 

 

 

 

裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィック。日本のマーシャル・アーツ、殺陣、アニメ、香港映画のカンフー、マカロニ・ウェスタンらから影響を受けたアクションは、ガンとカンフーを組み合わせた“ガン・フー”という新たな銃術を表現している。映画キャラ最強の名前に、彼を挙げる人も多い。

 

 

 

 

 

王度廬の1942年の武俠小説『臥虎蔵龍』を原作とした武俠映画である。中国独特のワイヤーアクションが滑稽にも見えるが、アクションシーンが並外れているのでそれが問題視されない。あそこまで俊敏に動くことは容易ではない。

 

 

 

 

 

清朝末期に活躍した実在の武術家である黄飛鴻(ウォン・フェイホン)を主人公にしたアクション映画シリーズ。

 

 

 

 

 

これも同様に黄飛鴻(ウォン・フェイホン)をジャッキーチェンが演じる。ブルースリー、ジャッキーチェン、ドニー・イェン、ジェットリー等のアクション俳優は別次元の領域にいる。

 

 

 

 

 

マーベル・コミックの『ブレイド』の映画化。ウェズリー・スナイプの圧倒的なアクションが見もの。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

その他、『トランスポーター』等のジェイソンステイサム作品は大体入ってくるし、アクションスターが勢ぞろいした『エクスペンダブルズ』は色々な意味で伝説級の映画となっています。また、『マン・オブ・スティール』では、はじめてファンである私に(ついにドラゴンボールのクリリンほどの実力は描けるようになったか・・)と納得させました。フィクションの実写では、スーパーマンの周りにいるキャラクターたちが最も強いでしょう。『アベンジャーズ』のサノスや『ウォッチメン』のDr.マンハッタンはちょっと違う次元ですからね。また、違う意味での『圧倒的なアクション』で有名なのはスティーブンセガールですね。彼の映画では彼が無敵であり、圧倒的かつ一方的に追い詰めるのがお決まりになっています。ロシア問題でいろいろある人ですが、剣道・柔道・空手道など複数の日本武道と中国武術を学び、合気道は七段ですから、実際に強い人物と言えます。

 

2.『ギリギリのスパイ』

緊迫と言えば、スパイの活動が思い浮かぶ。もしばれたら命の保証がないかもしれない。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ディパーテッド』
  2. 『スターリングラード』
  3. 『ワールド・オブ・ライズ』
  4. 『ソルト』
  5. 『マリアンヌ』
  6. 『Mr.&Mrs. スミス』
  7. 『ブリッジ・オブ・スパイ』

 

 

大ヒット香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク作品。警察に潜入したアイルランド系ギャング組織への内通者の男とアイルランド系ギャング組織に潜入した警察官の数奇な運命を描いたサスペンス映画。この緊張感と卓越したシナリオは、この映画を『極上のエンタメ』に引き上げる要素として貢献している。

 

 

 

 

 

第二次世界大戦時にソビエト連邦の狙撃兵として活躍し、英雄となった実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公に、当時のスターリングラード(現ヴォルゴグラード)における激戦(スターリングラード攻防戦)を描いたフィクション。この映画でもあるスパイがカギになり、目を背けてはならない緊迫のシーンがある。

 

 

 

 

 

CIAの秘密工作員として世界で活躍するディカプリオ演じる主人公。彼のその極秘任務の中にはイスラム過激派の潜入調査もあった。だが、彼はそこで両者の間にある深い溝を思い知ることになる。

 

 

 

 

 

ある程度冒頭から情報は隠されているのであまり書けないが、それも含めて緊迫のスパイ活動が描かれる。

 

 

 

 

 

第2次世界大戦下に活躍した男女のスパイが主人公。彼らはやがて親密になるが、どうも『二重スパイ』のような、そういう怪しい情報が錯綜し始める。もしそうなら互いは一緒にいられなくなる。

 

 

 

 

 

結婚生活にマンネリが見られる夫婦がいる。だがその正体は互いに競合する組織の下で活動している暗殺のプロであり、仕事や用事と言いながら日々仕事をこなし、互いに素性を偽って生活していた。

 

 

 

 

 

U-2撃墜事件でソ連の捕虜となったフランシス・ゲイリー・パワーズの解放のために動く弁護士のジェームズ・ドノヴァンを中心に描かれる。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

『エネミーライン』という映画を観ても分かりますが、敵地に入り込んでしまうということは死を意味するほどの緊張感が漂います。この映画の場合はスパイではありませんがNATOの一員として、NATOをよく思わない人たちのエリアに入ってしまい、命を狙われながらそこから逃げ出すという内容になっています。『ブリッジ・オブ・スパイ』でも常にそういう緊張感が漂うので、観ている側はハラハラしますね。現実の世界でも、捕虜にされた人がひどい目に遭うのを映像として発信されることがあります。実際にあるのですから、映画の世界ではもっとそういうことがあり得る可能性が高いわけですからね。

 

3.『鬼気迫る交渉』

『鬼気迫る交渉』としてまとめられる映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. プルーフ・オブ・ライフ』
  2. エアフォース・ワン』
  3. 『ジョンQ -最後の決断-』
  4. 『サブウェイ123 激突』

 

 

南アメリカで反政府ゲリラに誘拐された男を取り戻す為に、元イギリス陸軍特殊部隊SASの男が交渉に挑む。主演の二人が現実でいろいろ問題を起こしたが、映画自体はいい内容だ。

 

 

 

 

 

テロリストにハイジャックされたアメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」を取り戻すため、大統領がテロリストたちと攻防を繰り広げるアクション映画。ハリソン・フォードは友人でもあるビル・クリントン大統領(当時)の誕生パーティーで、「エアフォースワンを取材させてほしい」と直接交渉した。

 

 

 

 

 

息子が病気になり、手術費を払って治療しなければ命が危ない状況になる。だが、お金がない。アメリカはお金がすべてだから、事実、自己破産の原因の第一位は医療費の未払いである。では、父親はどうするべきか。このまま見殺しにすればいいか。彼が取った選択肢とは。

 

 

 

 

 

ニューヨーク地下鉄の普通列車「ペラム123号」が緊急停止し、先頭車両だけが切り離された。先頭車両のハイジャックを宣言した。車両の乗客19人を人質に、1時間で1,000万ドルを用意するよう要求する犯人。果たしてこの犯人を捕まえることはできるのか。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

日本でも『踊る大捜査線』のスピンオフでネゴシエーターを主演にした『交渉人 真下正義』という作品がありました。彼の場合はキャラ的に飄々としているので緊迫したイメージは薄いのですが、人質を扱った作品には大体鬼気迫る交渉シーンがあるかもしれませんね。

 

4.『救出(奪還)せよ!』

緊迫の救出劇が展開される映画をピックアップ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『アルゴ』
  2. 『96時間』
  3. 『スリーデイズ』
  4. 『コマンドー』
  5. 『エネミー・ライン』
  6. 『ブリッジ・オブ・スパイ』
  7. 『コロニア』

 

 

1979年から1980年にかけて発生した在イランアメリカ大使館人質事件を題材とした映画。大使館が占拠される直前に6人のアメリカ人大使館員が大使館から脱出し、近くにあるカナダ大使公邸に匿われる。後は国を出るだけだが、それが容易ではない。そこで、CIA秘密工作本部作戦支援部の男が、6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて、6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させ秘密裏にテヘランから脱出させるという作戦をたてる。

 

 

 

 

 

「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」からこのタイトルが来ている。2012年に続編『96時間/リベンジ』が、2014年には第3作目『96時間/レクイエム』が製作された。続編が出るのが納得するほど、刺激的な緊張感に包まれる映画となっている。

 

 

 

 

 

大学教授の主人公は愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていたが、ある朝、警察が自宅に突入して妻が殺人容疑で逮捕されてしまう。絶望して獄中で自殺未遂を起こした妻を見て、男は決断する。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」、それは命を懸けた決断だった。

 

 

 

 

 

かつて精鋭コマンドー部隊の指揮官として名を馳せた男が、とある事件に巻き込まれ大暴れする映画。これが放映されるとネットが祭り状態になるという傾向がある。

 

 

 

 

 

1992年から起きた旧ユーゴスラビアの民族紛争がシンシナティ協定により、ボスニアの停戦合意が実現する。NATOでもあるアメリカ空軍のパイロットは偵察として空撮に出るが、レーダー反応を探知。無許可で飛行ルートを外れてその非武装地帯に向かってしまう。だが、その行動が大問題に発展する。

 

 

 

 

 

前述したように、U-2撃墜事件でソ連の捕虜となったフランシス・ゲイリー・パワーズの解放のために動く弁護士のジェームズ・ドノヴァンを中心に描かれる。

 

 

 

 

 

チリ・クーデターの際の実話を基にした作品で、ピノチェト軍事独裁政権下でナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設「コロニア・ディグニダ」(尊厳のコロニー、後のビジャ・バビエラ)の実態を描いた。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

これも先ほど同様、人質がいる場合はすべて緊迫の救出劇になります。誘拐・人質に関する映画は他のレシピにもまとめています。実話映画もいくつかありますから、緊張感のレベルが違いますよね。やはり、本物の人の命がかかっているかどうかということは大きな要素です。

 

5.『この緊迫感を体験せよ』

観る人が思わず固唾を飲んで見守る、圧巻の緊迫感を醸し出す映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『クワイエット・プレイス』
  2. 『一命』
  3. 『96時間』
  4. 『ワルキューレ』
  5. 『ホテル・ムンバイ』
  6. 『羊たちの沈黙』
  7. 『アルカトラズからの脱出』
  8. 『キャプテン・フィリップス』
  9. 『パトリオット・デイ』
  10. 『ハート・ロッカー』
  11. 『1917 命をかけた伝令』
  12. 『サンクタム』

 

 

聴覚が超鋭敏な『何か』に支配された世界で、『それ』に見つからないよう音をたてずに暮らさざるを得なくなった家族が描かれる。一体彼女たちは何からにべているのか。

 

 

 

 

一命

 

太平の世の江戸時代、庭先に押しかけ自ら切腹を迫り金銭を強請る「狂言切腹」が流行っていた。そんな時期、名門井伊家に切腹を願い出た侍、津雲半四郎が現れる。市川海老蔵が『騒動』の後に出した映画で注目度も高かった。この緊張感がすごい。

 

 

 

 

 

前述したように、続編が出るのが納得するほど、刺激的な緊張感に包まれる映画となっている。

 

 

 

 

 

トムクルーズが演技をするとこうも作品の輝き方が違ってくるのか、ということを思い知る。ヒトラー暗殺という重いテーマを彼が演じると、そこにある『エンタメ性の高いスリリングな要素』に確実にスポットライトを当て、見事に至高のエンターテインメントに作り上げる。

 

 

 

 

 

2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いている。

 

 

 

 

 

主役である精神科医で殺人鬼のレクターはホプキンスが演じ、アカデミー主演男優賞を受賞。もう一方の主役のFBI訓練生、クラリスを演じたジョディ・フォスターもアカデミー主演女優賞を受賞するという、俳優の演技力がずば抜けていることが分かる作品。しかも、続編で「同じ役は引き受けない」としてジョディが断っているのがまたこの作品を引き立てている。

 

 

 

 

 

脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所から脱獄したフランク・モリスの実話を基に制作された。この刑務所があるアルカトラズ島は、昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、監獄島とも呼ばれていた。

 

 

 

 

 

2009年に発生したマースク・アラバマ号乗っ取り事件でソマリア海賊の人質となったリチャード・フィリップスを描く伝記映画。ソマリアというのは海賊行為がビジネスとして蔓延していた。

 

 

 

 

 

2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の事件発生からわずか102時間で犯人逮捕に至った顛末を描く。『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』という実際の被害者を主人公にした映画もある。

 

 

 

 

 

タイトルはアメリカ軍のスラングで「苦痛の極限地帯」、「棺桶」を意味するが、街中で簡単に爆弾テロが行われるイラク戦争において、『爆弾処理』という役割を命がけで果たす男たちが描かれる。

 

 

 

 

 

第一次世界大戦に投入された2人の若きイギリス兵で、彼は『伝令兵』であるからして、戦場を走り回って状況を報告するだけの仕事だが、それが命がけの伝令であることが伝わってくる。

 

 

 

 

 

ジェームズ・キャメロンの仕事仲間であるアンドリュー・ワイトの実体験に基づいたストーリー。パプアニューギニアの巨大な地下洞窟において、海へとつながる水路を見つけたい探検隊。そこに折り悪く台風が襲来し、洞窟は水没。探検家の親子を中心に脱出を試みるも、舞台は地下洞窟であり、増水した水が迫り来る。もしかしたらこの映画で何らかの恐怖症にかかってしまう人もいるだろう。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

今回のメインレシピがここになるかもしれません。特に『一命』のような映画はどこかで紹介したいと考えていたのですが、すべてを通してここでしか掲載していません。映画館で観たこともよかったですね。極めてと言っていいほど緊張感が張り詰めていて、映画館が別空間になったのを覚えています。また、『96時間』に使用されているBGMは『ドライヴ』などでも挿入曲として使用されていますが、あれがまた雰囲気を出していていいんですよね。『Sound track』というレシピでまとめているのでぜひご覧ください。

 

6.『緊迫のテロ』

『緊迫のテロ』としてまとめられる映画がある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. パトリオット・デイ
  2. 『ホテル・ムンバイ』
  3. パラダイス・ナウ
  4. ゼロ・ダーク・サーティ
  5. 『15時17分、パリ行き』

 

 

前述したように、2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の事件発生からわずか102時間で犯人逮捕に至った顛末を描く。『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』という実際の被害者を主人公にした映画もある。

 

 

 

 

 

前述したように、2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められ、人質となった500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いている。

 

 

 

 

 

自爆テロに向かう二人のパレスチナ人青年を中心にパレスチナ人から見たパレスチナ問題を描く。彼らは本当に望んで自爆しているのか。ラストシーンで我々の背筋は凍り付くことになる。

 

 

 

 

 

2011年5月2日。ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害に至る経緯と、作戦に挑む特殊部隊を描いた。テロリストにとどまるこの人物だが、アメリカを筆頭にした世界に与えた影響は大きい。

 

 

 

 

 

2015年8月21日に高速鉄道タリス内で発生したタリス銃乱射事件と事件に立ち向かった3人の若者を描く。主演の3人は、実際にタリス銃乱射事件に巻き込まれた3人を本人役として起用している。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

テロリストの映画というものは意外とたくさんあるのですが、よく目を凝らさなければ分からず、思い出せない現象が起こります。シュワちゃんの『トゥルーライズ』などもそうなのですが、なぜあれらの映画を『テロ映画』として思い出せないかというと、味方陣営のインパクトの方が大きいからです。『テロと戦う側』の方が完全に味方であり、正義であり、ヒーローとして描かれるので、あまりそういう印象がないのです。

 

ある時、『イスラム国』と呼ばれたISILの過激集団は、自分たちの配下を増やす為にまるで映画のように仕立て上げたPVを作り、それを宣伝し、人々を洗脳させたといいます。恐らく、テロリズムをメインとした作品を創ってしまうと、こういう方向に傾くのです。映画に憧れてテロリストになってしまう人が出ないように、考えられているのではないでしょうか。そういうことも一つはあるでしょう。

 

『ミュンヘン』等もテロの映画ですが、それと戦う者たちが9割以上メインで映りますからね。また、『ダークナイト』シリーズなんかもジョーカーや敵対するキャラクターたちがテロ行為をしますが、バットマンの印象が強すぎて、テロ映画という印象がありません。まあ、ジョーカーほどになると、大量に奪い取ったお金をすべて燃やしてしまうような男ですから、テロリストの枠すらも超えてしまっているんですけどね。

 

7.『核の脅威』

アインシュタインは言った。『第三次世界大戦がどのように行われるかは私にはわからないが、第四次世界大戦で何が使われるかはお教えできる。石だ!』

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『ピース・メーカー』
  2. 『トータル・フィアーズ』
  3. 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
  4. 『13デイズ』
  5. 『クリムゾン・タイド』

 

 

ロシアにおいて解体されるはずの核兵器がテロリストにより奪われ、それを取り返す米軍人と原子力科学者の活躍を描いた作品。スティーヴン・スピルバーグ監督らが設立した映画会社ドリームワークスの第1回作品。

 

 

 

 

 

ジャック・ライアンシリーズのひとつである。ロシアで前大統領が急死しチェチェン紛争に関して強硬姿勢も辞さない新大統領ネメロフが就任し、米ロ両国の緊迫した関係を改善するため米国はCIAの長官キャボットとその補佐のジャック・ライアンをロシアに派遣する。

 

 

 

 

 

1964年のイギリス・アメリカ合作のブラックコメディ映画。冷戦時代のソ連とアメリカの核戦争を風刺している。この映画は、これまでに作られた最高のコメディ映画の一つであると同時に、史上最高の映画の一つであると考えられている。

 

 

 

 

 

1962年のキューバ危機を題材にしたサスペンス映画である。同じケネディ大統領を扱った映画『JFK』でも主演を務めたケビン・コスナーを大統領特別補佐官役として迎えた。

 

 

 

 

 

キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。ヴァシーリイ・アルヒーポフは、ソ連海軍の軍人。キューバ危機の際、アメリカ海軍への核魚雷の発射を防いだ。当時、核魚雷の発射には乗艦する三人の士官の承認が必要だったが、小艦隊司令および副艦長であったアルヒーポフだけがその承認を拒否した。この事実は、2002年に初めて公になった。

 

 

 

 

運営者のIQから一言。

運営者

この中で最も緊張感があったのは『13デイズ』の時期でしょうね。『キューバ危機』のあの時、実は日本の沖縄基地からもミサイルがいつでも発射できるように準備していたといいいます。昨今のロシアによる『ウクライナ侵攻』や北朝鮮が連発させるミサイルの発射もそうですが、特にこの時期は、いつでもそういうことが起こる可能性があるとして、本当に生きた心地がしなかったでしょう。また、水面下にあった『クリムゾン・タイド』のような事実も、驚きですね。