ここでは名作だと運営者が感じる映画を年代ごとでランキングし、掲載しています。
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特にこのようなシリーズの名前がついているわけではないが、『ダークナイト』の飛躍的なカリスマ性の影響で、『ダークナイトシリーズ』と呼ばれることが多い。また実際にこの三部作は『クリストファー・ノーランの三部作『ダークナイト トリロジー』』としてまとめられている。これも二作目であるダークナイトの名前を使うということは、一作目が不評であれば打ち切りになることを考えても、記録的なヒットをしたダークナイトという名前のインパクトの大きさを表していると言える。
この映画の感想文は、全3000作品の中で最も文字数の多いものとなっている。異例中の異例のため、他の記事とは一線を画すまとめ方となる。
当時、冒険ものと言えばインディ・ジョーンズだった。しかし今を生きる人間の冒険映画は、このパイレーツ・オブ・カリビアンだ。ジョニー・デップは、何をしてもいいわけじゃない。例えば、ローン・レンジャーやチャーリー・モルデカイは、あまりぱっとしなかった。個人的には、チョコレート工場も好き嫌いが分かれる。だが、この作品は違った。彼にとっても、運命の映画だろう。
この世に『正義』はあるのか。それとも、『ない』のか。規範意識についてこれほど考えさせられた映画はない。
過去の時点に戻れる能力がある事に気づいた主人公は、過去に戻り人生を狂わせてしまった運命を変える事を決意する。最後、主人公の男は悟りを開いたかのようにも見えた。『あまりにもいろいろと経験し過ぎた』からだ。だから、あの若さで人間の理性を超越した、真の愛を理解することになった。彼は最後、彼女を『愛』した。そこにあったのは『本当の愛』だった。
これは『ブレイブワン』同様、同率一位だ。真理から逸れるほど虚無に近づく。これは、それがよくわかる映画だ。真理を自分のものにした人間の放つ圧倒的な威厳と、『神は人間をいがみ合わせたいのだ』という『彼の一時的な解釈』にも注目したい。これだから映画鑑賞はやめられない。
391年のエジプトアレクサンドリア。キリストが亡くなってからおよそ400年後のことだ。ヒュパティアという女性の天文学者がいた。彼女はガリレオやコペルニクス同様、天動説に疑問を感じ、地動説に焦点を当てて真実を見極めようとしていた。だが、時代がまずかった。時のローマ皇帝テオドシウス1世は、キリスト教徒以外の人間を迫害し、ローマ帝国においてキリスト教の地位を絶対的なものにしようと画策。実は、これは歴史的には非常に重要なシーンだった。
見慣れないベトナム人や、態度の悪い老人、そしてその老人を煙たがるその家族。最初の掴みとしては、あまり印象が良くない。だが、それすらも演出。この映画に無駄な時間は存在しないのだ。人はどう生き、どう死ぬべきか。
作品の展開が常に想像の先を行ってくれる為、最後の最後まで先が読めず、楽しめる。衝撃的なシーンが淡々と表現される。いや、淡々と表現されるから衝撃的なのか。
『オーシャンズ11~13』。そしてその主人公の妹であるサンドラ・ブロック演じる女性が主演の『オーシャンズ8』まで、人を殺さない爽快な強盗技術で観る者を楽しませてくれる。『オーシャンズ8』だが、ほとんどブランド化された歴史的作品をリメイクしたり、違う角度から演出するのはリスクも伴う。
2000年代に上映された映画を読み順で一覧にしています。